第4回受賞者
審査結果を振り返って
「第4回懸賞論文」では、「消費者金融サービスと規制」、「ITと消費者金融サービス」、「消費者金融サービスと個人情報の保護と利用」の3つのテーマを設定して論文の募集をしました。昨年同様、比較的早い時期から、インターネットをはじめとするさまざまなメディアを活用して広報に努めました。その結果、内外(英文を含む)、そしてさまざまな方々から多数の応募がありました。
応募された論文の中には、「経済学や経営学のみならず、法学、教育学、社会学そして心理学など、さまざまな研究領域をベースとして分析がなされた、極めて高い水準の論文が少なくなく、その評価も勢い例年になく厳しい結果となった」、というのが審査にたずさわった委員の総評です。
厳正な審査の結果、最終的には、大賞1点、入賞2点、奨励賞4点が選ばれました。ここに審査報告書にかえてホームページに掲載することにいたしました。
広く関係する皆さんにご一読いただくとともに、第5回の懸賞論文への応募に向けてのご参考にしていただければ幸いです。また入賞作品を1冊の作品集にまとめましたので、ご希望の方はお問い合わせください。
大賞
茶野 努((株)住友生命総合研究所 金融開発部 主任研究員)
「消費者金融サービス業の規模の経済性」
入賞
小野田 菜穂(早稲田大学 商学部4年)
「消費者金融における消費者教育の有効性
-社会心理学的見地から「無関心」を考える-」
佐伯 隆博(日本信販(株) 営業企画部カード第1グループ カード第1グループ会員チーム チームリーダー)
「クレジットカード市場におけるリボルビング拡大モデルの構築
-アメリカ、日本におけるクレジットカード業界の現状と歴史的経緯から考える-」
奨励賞
国吉 美那子(早稲田大学 商学部4年)
「消費者金融への多角化と範囲の経済」
駒走 聡昭(東日本電信電話(株) 法人営業本部ブロードバンドビジネス部 担当課長)
「消費者金融のクレジットカードビジネスにおけるブランド戦略と ITサービスの導入」
仁井 健雄(プロミス株式会社 総務部)
「ヤミ金融被害を減らす為の効果的政策に関する経済学的分析」
林田 力(日本ユニシス アドバンストテクノロジ本部 システムエンジニア)
「消費者金融とCRM」