関東支部

2025年度

第114回関東部会Paper development workshop
日時 2024年10月19日(土)14:30-17:00
会場 東京大学 小島ホール5F
テーマ Paper development workshop
趣旨

第114回目の国際ビジネス研究学会の関東部会では、論文をブラッシュアップすることを目的とした、 Paper development workshopを開催します。 通常の部会では、口頭発表を通じて研究をブラッシュアップする機会を与えています。 しかし、口頭発表と論文投稿(さらには採択)には、大きな開きがあるのが実情です。 そのため、一部の先駆的な部会(例:中部部会)ではフルペーパーの提出を求めた上で口頭発表をするスタイルを取っています。 今回、既存の部会の取り組みをさらに進め、より論文投稿にフォーカスした場を、部会として提供します。

前半はオープンに、投稿論文に必要な要件に関するセミナーを行います。 後半はペーパーを提出した研究者を対象にしたクローズな場での、Paper developmentを行います。 論文のコメンテーターは、国内外のジャーナルの掲載経験や査読経験があり、現在もアクティブに論文を執筆している研究者が担当します。 参加資格は下記をご覧ください。 参加者は論文(フルペーパー)を9月末までに送付することが求められます。 論文の内容は国際ビジネスに関連するもので、かつ未公刊で、 現在投稿していないものに限ります(2024年9月末までに国際ビジネス研究に投稿したもの、あるいは投稿予定のものは対象外です)。 過去にリジェクトされた論文は、問題ありません。なお、応募者多数であれば、分野のフィットや論文の質から絞り込むこともあること、 ご理解ください。皆様のご参加をお待ちしています。

プログラム
第1部
14:30-15:30
東京大学小島ホール5F
<オープンセミナー>
「Publish or perish 環境下での論文執筆のチャレンジ(仮)」
講師:好川透(早稲田大学)
*どなたでもご参加できます。
第2部
15:40-17:00
<Open work shop>
研究に関する疑問,悩み事,アイディアなどをオープンにディスカッション
*事前の提出不要,どなたでもご参加できます。
会場調整中
<Closed: Paper development>
*ペ―パーを提出した研究者対象となります。(会員限定)
小島ホール5F
ゲストコメンテータ 臼井哲也(学習院大学)、好川透(早稲田大学)
コメンテータ 大木清弘(東京大学)、徐寧教(神奈川大学)、多田和美(法政大学)、中川充(日本大学)、古川裕康(明治大学)、安田直樹(立教大学)、横澤公道(横浜国立大学)
  • 五十音順
  • コメンテータは変更される場合がございます。

(敬称略)

2024年度

第113回関東部会

※研究会の事前の申込不要(無料)、直接会場へお越しください。

日時 2024年5月18日(土)
会場 東京大学小島ホール
開催方式 対面式
企画趣旨 企画趣旨 「新入会員をお迎えして」

 第113回関東部会では、最近新しく入会された方々をお迎えして近年の研究成果をご披露いただきます。

 各ご発表に際しては、関連領域を研究する既会員の方へコメントをお願いしました。

 発表・コメントを通して、当該研究領域に関する議論を深めるとともに、新入会員の方々の研究・関心領域を既会員の方にも広く知っていただき、既会員とのネットワーキングなど、本学会でのよりスムーズな学会活動を後押しすることも企図しています。

 新入会員の方はもちろん、既会員の方にも、本学会を通して活躍の場をより広げていただくためのディスカッションの機会となれば幸いです。

 なお、関東部会は非会員の方も参加できます(原則,参加費無料)。 本学会への入会を検討されている方、研究室の修士や学部学生の方など、多くの方々の参加を期待しています。

開会の挨拶
14:00~14:05
第1報告
14:05~15:05
結城和臣(慶應義塾大学大学院商学研究科)
「ブラジル市場における日系多国籍企業の戦略ーイノベーション・システムとの関係からー」
コメンテーター:中川充(日本大学)
第2報告
15:10~16:10
肖 雅桐(埼玉大学大学院人文社会科学研究科)
「ライブコマースにおける消費者購買行動に及ぼすKOLの影響ー 中国越境EC市場向けの日系ブランドを研究対象としてー」
コメンテーター:唐沢龍也(関東学院大学)
第3報告
16:15~17:15
Tae-Seok Kim(Assistant Professor, School of Commerce Waseda University)
"Navigating the Global Landscape of Climate Innovation"
コメンテーター:Naoki Yasuda(Rikkyo University)
閉会の挨拶 17:15~17:20
当日の様子

(敬称略)



第112回関東部会・第94回多国籍企業学会合同部会
テーマ エンデミックと多国籍企業
趣意書は こちら から
日時 2024年1月20日(土)15:00-17:20
*事前申し込み不要、直接会場へお越しください。
会場 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1155教室
開催方式 Zoomによるハイブリッド開催
*オンライン情報は、会員向けメールレターに記載
開催挨拶
第1報告
15:05-16:05
新宅純二郎(国際ビジネス研究学会会長/東京大学)
「グローバル化がもたらしたサプライチェーンマネジメントの課題」
休憩
第2報告
16:20-17:20
山口隆英(兵庫県立大学)
「グローバル人材の供給源としての大学の課題と展望」

(敬称略)



2023年度

第111回関東部会
テーマ 「定性研究を考える」
日時 2023年9月13日(水)18:00-20:00
会場 東京大学本郷キャンパス小島ホール(教室調整中)
対面開催(配信はありません)
概要  経営学分野の実証研究のアプローチは、大きく分けて定性研究と定量研究に分かれます。特に日本の学会では、伝統的に定性研究が多く、国際ビジネス研究学会でも定性研究の論文が多数書かれています。
 本部会ではこれまで、定性・定量双方の方法論について議論してきましたが、改めて今回、定性研究について、お互いの理解を深めるためのセッションを考えております。当日は横浜国立大学の横澤先生からご報告をいただいた後、参加メンバーで広く、定性研究に関する議論をしていきたいと思っております。いまさら聞けない基本的なことから、最新の学会の流れを含めた最新のトレンドまで、広く議論できればと存じます。ふるってご参加ください。
 なお、関東部会は学会員以外でも参加できます。平日夜開催なので、社会人の方の参加も歓迎します。
スケジュール 18:00
開会の言葉

18:05-19:05
横澤公道 先生(横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院 准教授)
「定性研究法アプローチの比較分析―どのアプローチを選ぶか―」

報告終了後-20:00
ディスカッション
当日の様子 写真上左・右:横澤公道氏
写真中左:中川充氏
写真下左:大木清弘氏 右:金熙珍氏
お問合せ リエゾンオフィス
jaibs@ibi-japan.co.jp


第110回関東部会
テーマ 「研究論文をどう執筆するのか:研究の基礎を改めて問う」
日時 2023年5月27日(土)14:00~17:00
場所 東京大学 本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟 小島ホール1F
企画趣旨

 第110回関東部会では,「研究の根本的な基礎を議論」することを目的として開催いたします。
 主に若手研究者(修士課程も含む)の方々を対象として, 「研究とは何か」「研究テーマはどう設定するのか」 「リサーチ・クエスチョンはどのように導出するのか」 「どのように研究を進めるのか」 「どのように論文を執筆するか」など, 研究の方法論以前のさらに基礎的な部分を掘り下げて議論したいと思います。 若手以外の研究者の方々にも,改めて研究の基礎を確認していただく場になれば幸いです。

開催形式

 今回の関東部会は,コロナ禍以降3年ぶりの全面対面形式で実施します。 まず,本テーマに関して2名の先生にご発表いただきます。 その後,発表者の先生と出席者の全体で質疑応答の場を設け,議論を深めていく予定です。
 また、今回の部会では事前に参加者から質問を募り,それについて答える場も設ける予定です。 質問のある方は, こちら からお寄せください。皆様からの積極的な質問を歓迎します。
 なお,本部会は非会員の方も参加できます(原則,参加費無料)。 新年度に入り,これから本格的に研究に取り組もうとする修士の院生の方など, 多くの若手研究者の方々の参加を期待しています。

司 会 司会:周佐喜和(部会長/横浜国立大学)
開会の挨拶
14:00~14:10
国際ビジネス研究学会会長
新宅純二郎(東京大学)
第1報告
14:10~15:10
「研究テーマの選び方と育て方」
中川充(日本大学)
休憩
第2報告
15:20~16:20
「研究論文をどう執筆するか: Needsの理解とWantsの妥協」
大木清弘(東京大学)
質疑応答
16:20~16:50
全体的な質疑応答
(議論の状況に応じて)
閉会の挨拶
16:50~17:00
国際ビジネス研究学会関東部会長
周佐喜和(横浜国立大学)

※発表時間:30~40分,質疑応答:20分~30分



第109回関東部会(共催:多国籍企業学会)
日時 2023年1月28日(土)14:00~16:50
開催形式 Zoomオンライン
*事前のお申込不要、当日のZoomURLは会員向けメールレターにて配信いたします。
企画趣旨  国際ビジネスの研究をはじめ、近年では多くの分野で共著による成果発表(共同研究)が一般的になりつつあります。 共同研究では、複数の専門家が知識を持ち寄り、互いに補完的な強みを活かすことが出来るというメリットがある一方で、 単著(単独での研究)にはない難しさもあることが考えられます。 それでは、共同研究ならではのメリット・デメリットとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。
 今回の第109回関東部会(共催 多国籍企業学会)では、学会員の皆様の「共同研究」に焦点をあて、 研究成果をご発表いただくとともに、その研究プロセスの一端もご共有いただくことを企図して開催いたします。
プログラム 開会の挨拶

第1報告:臼井哲也(学習院大学 教授)
 「キャリアステージにおける共同研究の多面的成果」

第2報告:公文溥(法政大学 名誉教授)
 「共同研究の成果とプロセス:ハイブリッド・モデルと歩んだ40年」

閉会の挨拶
(報告60分、質疑応答15分程度)


2022年度

第108回関東部会(ハイブリッド方式)
日時 2022年7月23日(土)15:30-18:10
場所 東京大学ものづくり経営研究センターおよび
ZOOM(ハイブリッド)
対面参加申込締切 2022年7月18日23:59
お申込みは こちら から
オンライン参加 オンライン参加 オンライン参加の方におかれましては、会員向けメールレターにてZoomURLをご案内します。事前申込不要、直接ご入室ください。
テーマ IB研究者の社会貢献とは;社会との接点を求めて
開催趣旨はこちらから
15:30-15:40 挨拶
15:40-16:35 第一報告:
大木清弘(東京大学大学院経済学研究科 准教授)
「IB研究者としての正統性: 学術研究と社会貢献の接点を求めて」
16:35-17:10 休憩(交流時間:対面組のコミュニケーションの時間を設けます。
ニーズがあればZOOMのブレイクアウトセッションも行います)
17:10-18:05 第二報告:
内田康郎(兵庫県立大学大学院社会科学研究科 教授)
「IB研究者としての現実をどう捉えるか」
18:05- 閉会の挨拶


第107回関東部会
日時 2022年4月16日(土)14:00~16:10
開催方式 東京大学 Zoomオンライン

*事前のお申込不要、当日のZoomURLは会員向けメールレターにて配信いたします。
(報告:30分,コメント:10分,質疑応答:15分)

*ハイブリッドでの学会活動の実験のため、一部の報告者は対面で集まっておりますが、原則オンラインでございます。
14:00-14:05 進行方法等に関する注意事項の説明
司会:大木清弘
14:05-14:10 開会の挨拶
14:10-15:00 研究報告(1) 徐寧教(神奈川大学)
「多国籍企業の知識マネジメント:トヨタと現代に見る知識ネットワークの形成」
コメンテーター:臼井哲也(学習院大学)
15:00-15:10 休憩
15:10-16:05 研究報告(2) 畠山俊宏(摂南大学)
「新興国における海外研究開発拠点の役割と進化」
コメンテーター:金熙珍(東北大学)
16:05-16:10 閉会の挨拶


第106回関東部会・多国籍企業学会第83回東部部会共同開催
テーマ
趣意書は こちら から
「多国籍企業研究・国際ビジネス研究における経済学と経営学の接合:FDIと途上国企業の成長」
日時 2022年1月22日(土)14:00 - 16:20
開催形式 オンライン開催(Zoom)
総合司会 安田賢憲(創価大学)
Zoomミーティング トライアルルーム開室(13:45 - 14:00)
趣旨説明と注意事項 14:00 - 14:05
第1報告
報告概要は こちら から
14:05 - 15:05(報告25分/コメント5~10分/質疑応答25分)
「海外直接投資を巡る研究レビューとデータ収集の実態(仮)」
報告者:三嶋 恒平(慶應義塾大学)
コメンテーター:安田 直樹(立教大学)
休憩(10分)
第2報告
報告概要は こちら から
15:15 - 16:15(報告25分/コメント5~10分/質疑応答25分)
「海外直接投資との長期取引関係による地場企業のGVCへの参入動向: インド自動車産業を例として(仮)」
報告者:古田 学(愛知学院大学)
コメンテーター:關 智一(立教大学)
総括 16:15 - 16:20


2021年度

第105回関東部会は第57回関西部会と合同開催します。詳細は 関西部会 をご覧ください。

第104回関東部会
日時 2021年5月29日(土)14:00-16:15
開催形式 Zoomオンライン
*事前のお申込不要、当日のZoomURLは会員向けメールレターにて配信いたします。
司会 古川裕康(日本大学)
研究報告(1)
14:05-14:55
(報告30分,議論20分)
孫 豊葉(早稲田大学トランスナションナルHRM研究所)
企業内異動が男女間の賃金格差に与える影響ー中国のおける日系小売り企業A社の事例ー
休 憩 
研究報告(2)
15:10-16:00
(報告30分,議論20分)
關智一(立教大学)
FDI分析手法としての「売上・仕入比率ボックス」の限界と応用
総括
16:00-16:15
部会長 新宅純二郎(東京大学)


第103回関東部会(多国籍企業学会第78回東部部会共催)

「コロナ渦における研究推進:皆で前へ進もう!」
日時 2021年1月23日(土)14:00-16:30
開催形式 Zoomオンライン
趣意書 こちら から
プログラム 皆様よりお寄せいただきましたご意見に基づき,以下のプログラムをご用意いたしました。 今回の部会では,意見交換を中心に据えておりますので,登壇者も「情報提供者」としております。よろしくお願い申し上げます。
14:00 開会の挨拶
多国籍企業学会 副会長 安田賢憲(創価大学)
14:05〜14:50 第1セッション 情報提供15分・議論30分
「質的データの再整理:論文の『質』向上を目指して(仮)」
情報提供者:臼井哲也(日本大学)
司会:金熙珍(東北大学)
14:55-15:00 休憩
14:55〜15:40 第2セッション 情報提供15分・議論30分
「レビュー論文のススメ(仮)」
情報提供者:大木清弘(東京大学)
司会:福澤光啓(成蹊大学)
15:45-15:50 休憩
15:50〜16:20 第3セッション
「皆様からのご意見の共有」
司会・進行:大木清弘(東京大学)
16:20 総括
国際ビジネス研究学会 副会長 新宅純二郎(東京大学)
※事前の参加申込は不要です。開催前に会員向けメールレターにて当日のZoom URLをお知らせいたします。

※なお、学会員以外の方(非学会員)の参加も可能です。 内容としては、経営学分野の研究者(大学院生含む)であれば全般に関連する内容になる予定です。 非学会員の方には、ZOOMのURLを後日送信しますので、 下記の入力フォームをクリックの上、アドレスをご記入ください。 なお、よろしければ、合わせて他の項目にもお答えいただけると幸いです。

入力フォームはこちら↓
https://docs.google.com/forms/d/145IyDf7rNDlZ2x-xaJiTLXV1fjx_34CmAKC9LOCe4t8/


■JAIBSチャリティー・ブックスのお知らせとお願い

当学会では会員の献本によるチャリティーを実施しております。
部会会場には献本箱を設置しておりますので、ご賛同いただける場合には、学術書(和書のみ)をご献本ください。
ご献本いただいた書籍は、書籍通販サイトアマゾンのマーケットプレイス(中古市場)にて販売し、収益を日本赤十字社、ユニセフ等へ寄付いたします。
なお、献本箱は他の部会、全国大会でも設置いたします。
ご協力よろしくお願いいたします。

過去の活動状況

2020年度

第102回関東部会は中部部会と合同開催します
詳しくは 中部支部 をご覧ください

第101回関東部会(オンライン開催)
「在外研究からの学び:どのように在外研究を活用すべきか?」
【企画概要】
 国際ビジネス研究学会の関東部会では、日本の研究者の国際化を促すための企画を継続してきた。 今回の部会では、日本の研究者が国際化を果たすうえで重要な役割を担う、在外研究に焦点を当てた企画を行う。
 いうまでもなく在外研究は、研究者が一皮むける貴重な機会である。 しかしそこでどのような経験をし、どのような学びがあるかについては、必ずしも広く共有できているとは言えない。 そこで本部会では、在外研究で世界レベルの研究を学んできた二人の研究者をお招きし、そこでの経験や学び等についてお話しいただく。 在外研究を有意義なものにしたいと考えている研究者の参加を強く推奨する。
 なお、新型コロナウィルスの蔓延の影響を受けて、本部会はZOOMを用いたオンライン学会となる。 こうした状況でも、研究の歩みを止めないことに意義があると我々は考えている。 不慣れなオンライン開催による様々な問題はあるかもしれないが、参加者もこうした状況をご理解の上、お力添えいただけると幸いである。
日時 2020年5月23日(土)14:00-16:35
スケジュール ※時間はあくまでも目安
14:00-14:05 【開催の挨拶】
関東支部・部会長 新宅純二郎(東京大学)
14:05-14:10 【企画の説明とオンライン開催にあたっての注意事項】
大木清弘(東京大学)
14:10-14:55
(報告30分+質疑15分)
【第1報告】
「定性研究でトップジャーナルに挑む:エスノグラフィー・イン・ロンドン」金熙珍(東北大学)
14:55-15:00 休憩
15:00-15:45
(報告30分+質疑15分)
【第2報告】
「私の学びなおし:シンガポール国立大学での在外研究を経て」 松本陽一(慶應義塾大学)
15:45-15:50 休憩
15:50-16:30 【ディスカッション】
司会:大木清弘(東京大学)
16:30-16:35 【閉会の挨拶】
関東支部・部会長 新宅純二郎(東京大学)
参加方法 事前登録した者にのみ、ZOOMのURLを送信します。下記のURLから2020年5月21日(22:59)にまで登録してください。(先着500名まで)。
なお、ZOOMのURLをSNS等で無暗に他者に拡散することは、セキュリティの観点からおやめください。


関東部会第100回研究会 共催:多国籍企業学会

日時 2020年1月25日(土)14:30-17:30
会場 早稲田大学3号館305教室( 早稲田キャンパス
テーマ 「実務経験者による多国籍企業研究・国際ビジネス研究の課題」
趣意書 合同部会 趣意書
第1報告 14:30-15:20(報告30分/質疑応答20分)
山内利夫(筑波大学大学院)
「日系企業の海外事業とコントロール・メカニズム:内部化理論を手掛かりとして」
報告要旨はこちらから
≪休憩10分≫
第2報告 15:30-16:20(報告30分/質疑応答20分)
永里賢治(兵庫県立大学)
「環境規制と企業行動 -欧州REACH規則とROHS指令をケースとしてー」
報告要旨はこちらから
≪休憩10分≫
パネルディスカッション 16:30-17:25
「実務経験者による多国籍企業研究・国際ビジネス研究の課題」
パネリスト:
唐沢龍也(関東学院大学)、永里賢治(兵庫県立大学)、 山内利夫(筑波大学大学院)

司会:安田 賢憲(創価大学)
総括 新宅純二郎(関東部会長/東京大学)


2019年度

第99回関東部会
国際ビジネス研究における「理論」とは何か?


日時 2019年9月28日(土)14:30-17:30
会場 早稲田大学国際会議場
3階第2会議室(総合学術情報センター)
概要

当関東部会では、日本にいる研究者が、その研究環境の独自性を活かし、より本質的な問いに取り組みつつも、欧米流の研究と対話する方法を模索している。 そのために、「日本にいる研究者の研究スタイルは何か?」「意義のある研究テーマをどう見つけるか?」などを議論してきた。そのうえで、次に我々が議論したいのは「理論とは何か?」である。

理論面で貢献することは、研究者に求められる重要な役割の一つである。近年の主要な経営学分野の海外ジャーナルでも「Theoretical relevance (理論的関連性)」が重視されている。 これは、単なる既存研究の羅列を超えて、自分の研究がどの理論に依拠しているのか、その中でどのような貢献があるのかを明確にしなければならないことを意味している。

しかし理論的関連性を踏まえる中で、いくつか議論すべきことがある。まず、そもそも我々は国際ビジネス研究において何を「理論」として捉えているのか、である。 既存研究の羅列ではない理論体系として、どのようなものがあるのかを明確にすることで、「理論」に関する議論を行うための基盤を理解する必要がある。

次に、理論的貢献とは何か、である。何をもって理論に貢献できたといえるのかが不明瞭なままだと、理論的関連性が弱い研究とみなされてしまう。 関連して、理論的貢献のある研究とそうでない研究というものの差はなにか、理論的貢献と実務的貢献はトレードオフなのかなど、理論的貢献に関する議論を深めることで、理論的貢献に必要なものを考えていかなければならない。

三つ目が、「新しい理論を生み出すために必要なものは何か?」である。 海外ジャーナルを意識して理論的関連性を重視すると、ともすれば既存理論のマイナーチェンジに収まる研究が多くなる。 また、新しい理論を生み出せる可能性のあるビッグ・クエスチョンを立てることは難しくなったり、counterintuitiveな分析結果をあえて論文にしないという選択も行われたりする。 日本国内の研究環境を活かし「ビッグ・クエスチョン」に取り組む場合、新たな理論を創造することが最終目的となるだろう。 欧米の研究との対話を意識したうえで、どのように新しい理論を生み出していくのか、改めて考えていく必要があるだろう。

そこで本部会では、いくつかの報告者を立てて「理論とは何か」「理論的貢献とは何か」「新しい理論を生み出すために何が必要か」など、理論に関する議論をしてもらう。 その後フロアも巻き込んだ議論を通じて、我々が貢献すべき理論、生み出すべき理論に関する理解を深め、本学会に参加しているメンバーの研究発信力を高めることを目指す。

プログラム ①問題提起 大木清弘(東京大学)
②報告者1 安田直樹(東京理科大学)
③報告者2 山本崇雄(神奈川大学)
④報告者3 立本博文(筑波大学)
⑤全体ディスカッション 司会 臼井哲也(日本大学)
⑥総括 新宅純二郎(東京大学)

※報告者の数などは変更の可能性があります。
第98回 関東部会
「研究すべきテーマの発見,深耕,そして世界との対話」


日時 2019年7月20日(土)14:30-17:30
会場 東京大学大学院経済学研究科 学術交流棟(小島ホール)
2Fコンファレンスルーム
司会 臼井哲也(日本大学)、大木清弘(東京大学)
企画趣旨

国際ビジネス研究学会関東部会では2015年9月開催の部会,「日本人研究者が国際化するには」より,日本の研究成果を海外へ発信する方法について議論を重ねてきた。 また院生・若手研究者等の論文の質を高めるためのワークショップも実施してきた。この過程において,欧米の研究スタイルと日本の研究スタイルのそれぞれの特長と優位性が明らかになってきた。 単純化を恐れず言うならば,「厳密性(rigorous)を重視する欧米」と「研究テーマの社会的・実務的意義を重視する日本」という対比になる。 欧米流の研究スタイルの世界的普及には目を見張るものがあり,アジアの主要大学を飲み込み,もうはや後戻りはできないのが現実である。 このような現実を前に,日本の環境において研究を志す我々がどのような研究スタイルを追求すべきか,これを定めるときが迫っている。

関東部会では,会員諸氏が日本の研究環境を活かして,国内外において優れた研究成果を継続的に発表する「場」を創造したい。 産業界との緊密な関係性に基づき,ビッグ・クエスチョンの追求や実務的インプリケーションを多分に含む研究テーマに長期的に取り組むことができる日本の研究環境の強みを会員の共通認識とし,この特長を十分に活用した研究の推進を支援する制度を構築していく。

そこで今回の関東部会では,国際ビジネス分野において研究すべき(社会的,実務的に意義がある)重要なテーマをいかにして探し当てるのか,その研究テーマをいかにして深めていくのか,そして研究プロセスにおいてどのように国内外の研究者,実務家と対話していくのかという問題を皆で議論する。 いわゆる欧米流の研究スタイルとの結合(linking)をどのようにして行うのか(行うべきなのか)。 そしていかにして研究成果を世界へ(学界と実業界の双方)発信していくのか(発信していくべきなのか)についても併せて考えたい。

プログラム 1)問題提起(10分)臼井哲也(日本大学)・大木清弘(東京大学)

2)特別講演(60分)

講演者:藤本隆宏(東京大学)

休憩(10分)

3)パネルディスカッション(100分)

パネリスト:藤本隆宏(東京大学),福澤光啓(成蹊大学)、他調整中

第97回 関東部会(報告45分 質疑応答30分)
「我が国における中国企業・産業研究の最前線:分厚い記述に基づく分析」

日時 2019年4月27日(土)14:30〜17:30
会場 早稲田大学(早稲田キャンパス)11号館4階大会議室
司会 臼井 哲也(日本大学)
第1報告
14:30〜15:45
成田 景堯(松山大学) ・ 秦 小紅(東海学園大学)

「中国におけるニューリテールの現在
~アリババとそのクライアントの取り組みを中心に」~
第2報告
16:00〜17:15
伊藤 亜聖(東京大学社会科学研究所)

「中国企業の革新が提起する問題群~コア技術内製化、社会実装、米中摩擦~(仮)」
総括と閉会の言葉
17:15〜17:30
支部・部会長 : 新宅 純二郎(東京大学)

第96回 関東部会ワークショップ「世界と伍する日本の研究スタイルを考える」
*多国籍企業学会東部部会との合同開催

日時 2019年1月26日(土)14:30-17:30
会場 早稲田大学(早稲田キャンパス)11号館704教室
司会 臼井 哲也(日本大学)
企画趣旨

   研究者,大学院生,学生の国境越えた移動を背景とし,世界大学ランキング(QSランキング,タイム誌によるTHEなど)への注目が高まっている。 世界(とくにアジア)の主要大学はこのランキングを高めるための具体的方策を矢継ぎ早に実行している。 我が国においても文部科学省がランキングを高める政策的な方向性を示している。このランキングを高める有効な方策の一つが,論文数の量産と被引用数の獲得である。 結果として主要な海外学術誌での論文発表が優先されていく。

   しかし,この研究成果の説明責任と資源配分の最適化を目的とする「監査システム(audit system)」の導入に対しては,大いなる副作用を懸念する声が高まっている(苅谷, 2017; 石川編, 2016)。 研究成果に対する評価方法のグローバル標準化は,研究者間のグローバル競争を促す一方で,不毛な「知の序列化」を招き,研究の独創性や独自性の喪失につながる危険性をはらんでいる。 欧米で開発されたシステム(たとえば,世界大学ランキングやジャーナルの査読基準)に無策に迎合することは慎むべきであろう。 とはいえ,我が国における国際ビジネス研究,多国籍企業研究の未来を考えるとき,メジャーリーグに参画し,研究成果を出していくことに背を向けることはできない。

   多国籍企業学会および国際ビジネス研究学会ではすでに2014年より,全国大会,部会を通じてこの問題を検討してきた(Asakawa, 2014)。 そこで今回はこれまでの議論を踏まえ,会員の皆様と共に「日本の研究スタイル」についてさらに深く考えることを目的とし,ワークショップを開催する。 参加者による侃々諤々の議論を通じて,我々が目指すべき方向性を探り,学会としての一定のコンセンサスを形成したい。 本ワークショップはこれまでの一連の企画のひとつの終着点であると捉えている。 考えられる議論のテーマは以下のとおりである。

  • 日本の研究スタイル(研究環境,データへのアクセス性,人的資源,知識など)における独自性と優位性とは何か?
  • 日本の研究スタイルの独自性に基づいた海外への研究成果発信の方法
  • 日本の学会における支援システムのあり方(PDWS,翻訳補助,英文ジャーナル発行,海外ジャーナルとの連携など)

   中堅,若手研究者,大学院生,社会人院生はもちろんのこと,ベテラン研究者も含めた幅広い層の会員の皆様のご参加をお待ちしております。皆で議論しましょう。

参考文献
  • Asakawa, K. (2014)
    “Distinctiveness of Japan’s IB Research: What Makes It So Unique?,”
    JAPAN MNE Insights, 1(1), pp.3-5.
  • 苅谷 剛彦(2017)
    『オックスフォードからの警鐘』中央公論新社
  • 石川 真由美 編(2016)
    『世界大学ランキングと知の序列化: 大学評価と国際競争を問う』京都大学学術出版会
プログラム 1)問題提起とワークショップの説明(10分)臼井哲也

2)特別講演(50分)
  • 浅川 和宏(慶應義塾大学)
    「日本の研究スタイルの強みをどう活かして世界で戦うか?」
  • 金 熙珍(東北大学)
    「日本の研究スタイルの弱みをどう補って世界で対話するのか?」

3)5〜7名程度の小グループでのディスカッション(60分) *参加者数に応じてグループディスカッションの形式は変更する可能性があります。

4)全体でのディスカッションとまとめ(50分)

5)閉会の言葉 新宅 純二郎(東京大学)

*終了後の両学会合同にて新年会を開催いたします

2018年度

第95回 関東部会

開催日 2018年9月8日(土)  14:30 - 17:30
会場 東京大学(本郷キャンパス)小島ホール2F
企画趣旨

  「なぜその研究対象を選んだのですか?」研究発表や論文投稿の際に、このようなコメントをされた方は多いのではないでしょうか。 特に海外のジャーナルでは、なぜ特定の対象をサンプルとして選んだのかについて、詳細な説明が求められるケースが多々あります。 実際に、「一つの国の企業の一つの進出国の海外子会社を対象とした定量分析(例:日本企業の中国の子会社)は評価されづらい」というような話もよく言われます。 公刊データを用いて多数の国の多数の産業を分析にしている研究が増えている中、特定の国の研究対象にフォーカスした研究は、その理由、その意義について説明を求められる時代になっています。

  しかし日本の研究者の場合、研究対象が先に決まってから研究を行うことも多く見られます。 もしくは、特定の研究対象を調査していたら当初の意図と違う面白い現象が見つかる、ということもあるでしょう。このような場合、なぜこの対象を選んだのかを、論文の中で論理的に説明することが難しいこともあります。 特に国際経営の分野であれば、なぜ日本企業を研究対象にするのかから議論を始めなければならないことも少なくありません。 かつては「日本企業の研究」というだけで世界中の研究者が注目してくれたかもしれませんが、現在は「なぜ日本企業を扱うのか」について世界に発信しなければならなくなっていると言えるでしょう。

  そこで本部会では、「なぜ、特定の対象をサンプルとして選んだのか」をどう説明すべきなのかについて、方法論的な基本的な事項を確認するところから始めていきます。 その上で、日本の研究者が考えなければならない「なぜ日本企業を研究対象にするのか?」について、グループに分かれたワークショップに通じて議論・共有を行っていきます。 こうした議論を行うことで、「なぜ日本企業を扱うのか」に関する学会的な共通認識を生み出す機会としていきたいと思います。

  主なターゲットは、定量・定性問わず、何らかの対象を決めて調査を行っている研究者です。 上記のような課題を感じている方(例えば、論文の「方法論」の部分がうまく書けない方)の参加を歓迎します。 また、分野によっては上記のような悩みがない分野の研究者の方や、そもそも上記のようなことを悩みとして捉えること自体がナンセンスであると考えられている方もあると思います。 そうした方々にも是非ご参加いただき、上記のような問題に多面的にアプローチしていきたいと思います。

スケジュール

・14:30-15:00
問題提起 (東京大学大学院経済学研究科 大木清弘)

・15:10-16:10
グループ討議「なぜ日本企業を研究対象とするのか?」

※グループに分かれて議論を行っていただきます。

※日本企業としていますが、その他の国の企業を対象として研究をしている方もご参加いただけます。「特定の国の企業を研究対象としていることの意義や妥当性をどう説明するか」を検討することが目的なので、日本企業以外でも同様の議論を行っていただければと思います。

・16:20-17:20 全体討議

※グループでの議論を共有します。

第94回 関東部会(韓国国際ビジネス学会/KAIB共催)

開催日 2018年6月30日(土)  13:30 - 17:40
会場 早稲田大学(早稲田キャンパス)3号館305教室

English Session
Presenter Tetsuya USUI
(Nihon Univ.)

Global Supply Chain Transformations of Japanese MNCs: The Case of Uniqlo
Irene ZAMORA
(Waseda Univ.)

The Role of Perceived HRM Strength on Employee Outcomes

第93回 関東部会

開催日 2018年5月19日(土) 14:00 - 17:10
会場 東京大学(本郷キャンパス)
学術交流棟(小島ホール)2Fコンファレンスルーム
http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/mmrc/access/
司会 糸久正人(法政大学)
報告(1)
14:00-14:50
Agata Kapturkiewicz (DPhil Candidate, Saïd Business School, University of Oxford)

“IT entrepreneurial ecosystems: a comparison between Japan and India”
報告(2)
15:00-16:00
石 瑾(埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)

The Internationalisation Process of Multinationals from Emerging Market: the case of Alibaba
講演
16:10-17:10
Rajneesh Narula(The Henley Business School University of Reading The John H. Dunning Chair 教授)

Developing Country Multinational Enterprises and Weaknesses in Organizational Skills

第92回 関東部会

開催日 2018年1月20日(土) 15:00~18:10
会場 日本大学法学部(水道橋) 2号館 221教室(2階です)
http://www.law.nihon-u.ac.jp/facility/map.html
司会 臼井哲也(日本大学)
開会の挨拶 新宅純二郎(東京大学) 国際ビジネス研究学会副会長
第一報告
15:05~16:20
(報告45分、質疑応答30分)
報告者: 關 智一 (立教大学)
タイトル:「イノベーションと内部非効率性:その論点と課題」
休憩 (15分)
第二報告
16:35~17:55
(報告45分、質疑応答30分)
報告者: 石田 修 (九州大学)
タイトル:「Global Value Chainsの研究動向と多国籍企業」
閉会の挨拶 浅川和宏(慶應義塾大学) 多国籍企業学会会長


2017年度

第91回2017年9月16日(土)14:00-17:30
「海外トップジャーナル掲載論文の成功事例:採択までの道のり」

 
企画趣旨   本会では国際学会での報告や海外ジャーナルへの投稿の機運が高まっており、関東部会においても関連する企画を開催してきた。 この流れを受けて今回はより具体的に、海外トップジャーナル掲載論文の執筆者にご登壇いただき、採択までの道のりを会員諸氏と共有いただく。 採択までの道のりとは、論文テーマの着想、研究メンバー選定、論文の構成と特徴、投稿ジャーナル選択、査読プロセス(R&R)に乗るまで、 そしてレビュアー、エディターとのコミュニケーションにおけるポイントなどである。この道のりの紹介を通じて、 海外トップジャーナル採択を実現するための具体的な課題を会員諸氏へご教示いただく。また本企画ではパネルディスカッションも設け、 会員諸氏との活発な議論を通じて、日本の学界より研究成果を広く海外へ発信していく際に克服すべき課題を浮き彫りにする。
開催日 2017年9月16日(土)14:00~17:30
会場 早稲田大学 3号館 405教室
総合司会 糸久正人(法政大学)
部会長挨拶 新宅純二郎(東京大学)
報告1)
14:10~15:00
八木規子(聖学院大学)
「エスノグラフィー論文が海外ジャーナルに採択されるまで」

【概要】

   本報告では、まず、エスノグラフィーとは何かという説明から始めたい。質的研究のなかでもエスノグラフィーはあまり知られていないと思われるからだ。 エスノグラフィーは、ケース分析とイコールではない。グラウンデッド・セオリー的な分析手法を使うとエスノグラフィーというわけではない。エスノグラフィーとは、研究手法であり研究の成果物でもある。

   また、経営学系の海外ジャーナルでは、“科学的な”研究とみなされなければ採択されないが、エスノグラフィーは、そのままでは“科学的”とは見られにくい。 そこで、エスノグラファーは、一般的に受け入れられてきた科学観と異なる科学観の対抗軸を立て、ジャーナル採択への路を切り開いてきた。

   このような謎に満ちた(?)質的研究が、JIBS (Journal of International Business Studies)に採択されるまでに辿った道のりを、 論文テーマの着想、論文の構成、論文の特徴、投稿ジャーナルの選択、そして査読プロセスのやりとりを中心に報告する。 また、報告者の経験に加えて、今夏のAcademy of Managementで収集した、質的研究をジャーナルに掲載するためのtipsも参加者と共有したい。

休憩
報告2)
15:10~16:00
川上智子(早稲田大学)
「海外Ph.D.に依存しないグローバル化戦略:コミュニティへの帰属と貢献」

【概要】

  海外ジャーナルに一定数以上の論文を出し続けるには,戦略とポジショニングが重要である。海外Ph.D.を取得しても,その後数年は学位論文や博士課程時代のテーマで書き続けることはできるが,研究者人生は,運転免許としてのPh.D.を取得した後の方が長い。

   加えて,筆者のように国内のみで教育を受けた場合,海外ジャーナルに投稿するハードルは極めて高い。 最初はトップ・カンファレンスへの投稿から始めるが,ジャーナルをターゲットに設定しない限り,何回か発表したところで停滞してしまう。 ジャーナル論文が無い限り,グローバルな土俵に載ることは難しい。

   試行錯誤の結果,以上を認識した筆者はProduct Development Management Association(PDMA)と学会誌Journal of Product Innovation Management (JPIM)へのドミナント戦略を選択した。 その結果,JPIMには2009年以降10本を掲載し,2013年1月よりEditorial Board Memberを務め,投稿者と査読者の両方の立場を経験してきた。

   本報告では,自身のJPIM論文のうち,定量的・定性的研究からそれぞれ1本を選び,投稿と査読のプロセスについて紹介する。 さらに,グローバル・コミュニティに帰属し,自身のステイタスを確立することの重要性,および謝恩と貢献の一例を紹介する。

休憩
パネルディスカッション
16:10~17:20
パネリスト:川上智子、八木規子、琴坂将広(慶應義塾大学)
モデレータ:臼井哲也(日本大学)
総括
17:20~17:30
新宅純二郎(東京大学)

第90回2017年7月22日(土) 14:00 - 17:20
「ペーパーディベロップメントセッション(PDS)」

企 画
趣 旨
  若手研究者の方々の研究の完成度をより高めるための企画として、「ペーパーディベロップメントセッション(PDS)」を開催します。
  これから学会発表や投稿を計画している研究を発表していただき、各発表に2名のアドバイザーがつき、 研究発表や研究論文として必要な体裁を整えるため、あるいは投稿論文採択の可能性をあげるために何が必要かをアドバイスします。 そのために、各発表に60分の時間を割くようにします。 通常の学会発表では滅多に得られない丁寧なアドバイスによって、発表者の研究をアカデミックに優れた研究に引き上げることを目指します。
開催日 2017年7月22日(土) 14:00 - 17:20
会 場 東京大学 本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟 小島ホール2F
時間配分 : 発表20分、コメンテーターによるコメント20分、質疑応答20分 
14:00~
15:00
セッション1
(会場:2F小島コンファレンスルーム)

秦小紅(Qin, Xiaohong)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程
「 現地市場における国際総合小売企業の発展プロセスに関する研究
―市場志向と企業間市場志向の視点を中心にして― 」

コメンテーター:新宅純二郎(東京大学)、馬場一(関西大学)
セッション2
(会場:2F第3セミナー室)

菅田 浩一郎(Sugata, Koichiro)
常磐大学 総合政策学部 経営学科 准教授、埼玉大学大学院人文社会科学研究科 博士後期課程 経済経営専攻
「 日立・ひたちなか地域における中小下請企業の自立化・国際化の研究
―中小下請企業のVOICE型取引からEXIT型取引に向けた変化と日立製作所工場の果たした役割― 」

コメンテーター:大木清弘(東京大学)、宋元旭(東洋大学)
10分間休憩
15:10~
16:10
セッション1
(会場:2F小島コンファレンスルーム)

徐寧教(Suh, Youngkyo)
東洋大学助教
「 日韓自動車会社の知識移転ネットワーク構造比較 」

コメンテーター:銭佑錫(中京大学)、周佐喜和(横浜国立大学)
セッション2
(会場:2F第3セミナー室)

松井義司(Matsui, Yoshiji)
名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程
「 グローバル企業の戦略策定と認知枠組み-エプソンの新興国向けプリンターの事例- 」

コメンテーター:福澤光啓(成蹊大学)、朴英元(埼玉大学)
10分間休憩
16:20~
17:20
セッション1
(会場:2F小島コンファレンスルーム)

浜松翔平(Hamamatsu, Shohei)
成蹊大学経済学部助教
「 海外事業がもたらす国内事業の長期的再編成のメカニズム 」

コメンテーター:臼井哲也(日本大学)、田路則子(法政大学)
セッション2
(会場:2F第3セミナー室)

蔡 達賢(Tsai, Ta-Hsien)
横浜国立大学環境情報学府博士課程
「 複雑な製品のボトルネックを取り扱う企業間調整のありかた 」

コメンテーター:富田純一(東洋大学)、立本博文(筑波大学)

第89回 2017年4月15日(土) 14:00-17:30
関東部会 「定量調査の方法論」

開催趣旨  一般的に国際ビジネス分野の海外ジャーナルの論文は、定性研究よりも定量研究の方が多い。実際、定量研究の場合、論文の構成も比較的わかりやすく、統計分析から明確な結果を示すことができるので、論文として書きやすい側面もある。「海外ジャーナルを狙うならまずは定量から」と考えている研究者も多いのではないだろうか。
 しかし定量研究に用いるデータをどのように収集するのかが非常に重要となる時がある。特に既存のデータセットを利用するのではなく、質問票調査やテキストマイニング等を通じて自ら新たにデータを収集する場合がそれにあたる。適切な方法で入手されていないデータを用いた分析は、そこからどのような結論が導かれようが、(少なくとも)海外トップジャーナルでは評価されない。データの収集という最も手間のかかる部分で根本的な失敗してしまうと、取り返しのつかない世界があるのである。そのような評価基準への賛否はあるとしても、この傾向を学会で看過することは望ましくないだろう。すなわち、確かなやり方で定量的なデータを収集するための方法論の議論が必要なのである。
 本部会では、定量調査を行ってきた研究者が、どのようにデータを収集してきたのかを中心に報告を行う。今回対象とするのは、テキストデータの定量化、海外子会社を対象にした質問票調査、従業員を対象にした質問票調査である。これらのデータ収集がどのように行われているのかを共有することで、定量調査の方法論について発展的な議論を行うことを目指す。
日 時 2017年4月15日(土) 14:00-17:30
会 場 早稲田大学早稲田キャンパス 3号館 701教室
東京都新宿区西早稲田1-6-1
総合司会 新宅純二郎(東京大学)
14:00-14:50 古川裕康(淑徳大学)
「Web内容分析を用いたIB研究の発展可能性」
要旨:まず断っておかなければならないのは,ここで紹介する「Web内容分析」は,海外のトップIBジャーナル各紙において未だ一般的な定量研究方法ではないということだ。ただしこの方法は今後のIB研究を更に発展させる可能性を持つものである。
 定量研究は,曖昧な対象を数値により測定することで新たな知見を獲得してきた。現在,定量研究では質問紙調査による対象の測定が主流となっているが,質問紙を用いない方法で研究の対象を測定しようという試みも存在している。その一つがWeb内容分析である。Web内容分析とは,Webを「未開拓の多くの知識が眠っている巨大な知識ベース」とみなし,そこから知見を発見しようとする取り組みである。
 Web(World Wide Web)が世界に解放されたのが1990年代とすると,Web上には未だに活用可能な多くの知識が眠っていると考えられる。今回はWeb内容分析の中でもテキスト情報を用いた報告者の研究事例に焦点を当てながら,分析の操作化手順について,そしてこの手法を用いたIB研究の発展について議論したい。

15:00-15:50 大木清弘(東京大学)
「海外子会社への質問票調査の作法:不毛な調査をしないために」
要旨:国際ビジネスの分野において、海外子会社をサンプルとした質問票調査は数多く行われてきた。しかし近年、質問票調査を元にした研究のハードルは非常に上がっている。特に、common method bias、single respondent bias、内生性(endogeneity)などの問題は、質問票調査を行う上で考慮しなければ問題となりつつある。こうしたハードルの高さゆえに、近年はマクロデータを用いた定量分析が増えているように感じられる。しかし、マクロデータでは収集できない変数がある以上、主観データの危うさはあっても、質問票調査に基づく研究は今後も必要とされていくはずである。よって、適切な質問票調査の作法を理解し、発展させていくことが今後求められていくだろう。
 本報告では、定性研究ばかりしてきた報告者が、5年間以上の独学、マーケティング分野の先輩からのアドバイス、試行錯誤から学んだ、「現状妥当」と考える海外子会社の質問票調査の作法について詳細に報告する。海外の方法論をただものまねするのではなく、それらを学びつつも一歩先に行くための議論が重要であることを提起したい。
16:00-16:50 竹内規彦(早稲田大学)
「OB/HRM領域における実証研究:課題と展望」
要旨:組織行動(OB)及び人材マネジメント(HRM)の研究領域では、組織の中の人間行動に関するメカニズムの解明や特定のマネジメント手法の個人・集団・組織での有効性の検証が幅広く行われている。研究対象が「人と組織」であることから、心理学や行動科学などの方法論に基づく定量的なアプローチを採る研究が非常に多い。特に、調査対象者の性格、価値観、態度、行動などを測定する場合、比較的簡便な質問紙調査法によるデータ収集が古くからよく行われている。最近は、SNS等を活用したオンラインでのサーベイ環境の充実やネットリサーチ会社を通じたデータソース(個人)へのアクセシビリティーの向上から、この手の調査研究が実施・公表されるケースが一層増えてきている。
しかしながら、質問紙調査法を用いた調査研究の裾野が広がる一方で、調査手続きやデータ処理の過程を含めた方法論上の課題が数多く含まれる研究報告が散見されるのも事実である。特に実証研究の場合、誤った結果が「経営に役立つエビデンス」として独り歩きしてしまうリスクが多分にある。こうした背景を踏まえ、本報告では、質問紙調査データを用いたOB/HRM研究の課題と展望について言及する。
16:50-17:30 司会 新宅 純二郎(東京大学)
「自由討議:定量調査の進め方」
17:45-19:45 懇親会 大隈会館 「楠亭」
会費:会員3500円、非会員4500円

第88回 2017年1月21日(土) 14:00-17:30
関東部会「フィールド調査の方法論」
 国際経営の研究では、フィールド調査が重要な研究方法のひとつである。本部会では、フィールド調査ベースの研究にのめりこんできた報告者が、その経験にもとづいて、フィールド調査にかかわる様々な知見とノウハウを率直に開陳する。若手研究者のみならず、大学院生を指導する教員の方に、ぜひ積極的にご参加いただきたい。

日 時 2017年1月21日(土)
会 場 東京大学 本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟
小島ホール1F 第2セミナー室
総合司会 新宅純二郎(東京大学)
14:00-14:50 新宅純二郎(東京大学)
「フィールド調査の位置づけとフィールドノートの取り方」
要旨:本報告では、まず、研究の計画から論文作成までの流れの中でのフィールド調査の位置づけについて述べたのち、フィールドノートの重要性とその記録の仕方について報告者の見解を述べる。また、実体験に基づいて、共同でフィールド調査を実施する場合の共同作業の進め方、フィールドノートなど整理の仕方などを紹介する。
15:00-15:50 板垣 博(武蔵大学)
「フィールド調査の醍醐味と心得」
要旨:このセッションでは、フィールド調査の中でも特にインタビュー調査に焦点を当てて、その醍醐味と注意すべき点を、報告者自身の具体的な経験をまじえながら報告する。インタビュー調査には、一発勝負ならではの面白さと難しさが共存している。またインタビューの相手は本来の仕事とは無関係な貴重な時間を割いて応対してくれるわけで、それを考慮しながら調査を行ういわば「作法」もある。こうした事柄を、これからフィールド調査に取り組もうと考えている若手の研究者向けにざっくばらんに話をしたい。
16:00-16:50 三嶋恒平(慶應義塾大学)
「フィールド調査と論文をつなぐ ~30代研究者の事例~」
要旨:報告者はこの15年ほどオートバイ産業、自動車産業、中小企業を横串としながら、ベトナム、タイ、インドネシア、インド、ミャンマー、ブラジル、バングラデシュ、ナイジェリア、ケニアと新興国をフィールドとした調査を行ってきた。まだまだ能力構築途上であるが、本報告では、院生時代も振り返りながら、フィールド調査をどのように開始し、行ってきたのか、そこで何に悩んで、どのように解決を図ったのか、どうやって同行させていただいた先生方から学んだのか、そもそも先生方の調査に同行できたのはどのような理由によるのか、調査結果をどのようにノートにまとめ、それをディスカッション・ペーパーなりにどうまとめたのか、それらに基づきながらどのように研究論文としたのか、といった調査から論文までの段階的なプロセスを確認していきたい。いわば事例研究の事例報告のようなものといえる。更なるレベルアップのため、みなさんとのディスカッションを通じて、よりよいフィールド調査のありかたを探っていきたい。
16:50-17:30 司会 新宅 純二郎(東京大学)
「自由討議:フィールド調査の進め方」

2016年度

第87回 2016年9月24日(土) 14:00-17:30
関東部会「共同研究マッチング・セッション」

日 時 2016年9月24日(土) 14:00~
会 場 早稲田大学早稲田キャンパス18号館 国際会議場 3階第3会議室
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-20-14
発表20分、質疑25分
14:00-14:45 司会:大木清弘(東京大学)
蒋 瑜潔(横浜国立大学大学院)
「中国と日本の企業経営の比較研究」
14:55-15:40 司会:臼井哲也(日本大学)
内野敏彰(みずほ証券)
「中国企業によるM&Aと『中国的経営』に関する研究」
15:50-16:35 司会:朴 英元(埼玉大学)
菅原秀幸(北海学園大学)
「Paradigm Shift in the 21st century boosted by AI:
PCO(Payed, Closed and Occupied) to FOS(Free, Open and Share) paradigm」
16:45-17:30 司会 新宅 純二郎(東京大学)
「自由討議:共同研究の進め方」

第86回 2016年7月16日(土) 14:00-17:30
関東部会 「研究ブラッシュアップ・セッション」

日 時 2016年7月16日(土) 14:00~
会 場 東京大学本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟 小島ホール
会場は1階から2階まで、3室になります
  • ・ 会場A 2階、小島コンファレンスルーム
  • ・ 会場B 1階、第1セミナー室
  • ・ 会場C 1階、第2セミナー室
  • スケジュール ・6月1日~22日:下記の指定の応募票&研究要旨(4枚以内)を提出
    ・6月下旬:発表者およびアドバイザーの決定
    ・7月上旬:発表資料の提出(フルペーパーを添えても良い)
    発表20分、コメンテーターによるコメント20分、質疑応答20分
    会 場 A
    (2階、小島コンファレンスルーム)
    14:00~15:00
    内藤陽子
    (東海大学 政治経済学部 経営学科 准教授)
    「多国籍企業における知識移転:帰任者の知識移転意欲向上モデルを中心に」
    コメンテーター:  周佐喜和(横浜国立大学)、大木清弘(東京大学)
    15:10~16:10
    柴原友範
    (筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 博士後期課程)
    「外部専門家による中小企業の海外直接投資支援における成功要因」
    コメンテーター: 周佐喜和(横浜国立大学)、臼井哲也(日本大学)
    16:20~17:20
    YANG YUNYUE(ヨウ ゲイゲツ)
    (京都大学経済学研究科 博士後期課程)
    「How Chinese and Japanese Supervisors Respond to Employee Voice: The Effects of Voice Target, Expertise, and Power」
    コメンテーター: 大木清弘(東京大学)、宋元旭(東京大学)
    会 場 B
    (1階、第1セミナー室)
    14:00~15:00
    WANG ZHONGQI(オウ チュウキ)
    (武蔵大学 博士後期課程)
    「製品技術開発におけるすり合わせ能力の形成経路 -中国80年代中・重量トラック産業の技術導入過程を事例として-」
    コメンテーター:  新宅純二郎(東京大学)、福澤光啓(成蹊大学)
    15:10~16:10
    黄 巍(コウ ギ)
    (東京大学経済学研究科 博士課程)
    「アウトソーシングによるサプライヤー企業能力構築プロセス -中国ゲーム産業の事例」
    コメンテーター: 立本博文(筑波大学)、福澤光啓(成蹊大学)
    16:20~17:20
    蒋 瑜潔(ショウ ユジエ)
    (横浜国立大学 環境情報学府博士課程後期課程)
    「外部経営資源の活用を通じた後発企業の技術能力構築プロセス -吉利汽車のM&Aと提携を通じた成長戦略-」
    コメンテーター: 新宅純二郎(東京大学)、福澤光啓(成蹊大学)
    会 場 C
    (1階、第2セミナー室)
    14:00~15:00
    蔡 達賢(サイ タツケン)
    (横浜国立大学 環境情報学府 博士課程)
    「複雑な製品システムにおける“ボトルネック”をめぐるサプライヤーの戦略半導体産業におけるIPベンダーとファンダリーを事例に」
    コメンテーター:  朴英元(埼玉大学)、立本博文(筑波大学)
    15:10~16:10
    永里賢治
    (一橋大学 イノベーションマネジメント 政策プログラム)
    「欧州の新しい環境政策はソーシャル・イノベーション創出のモデルになるのか? -化学産業のケース-」
    コメンテーター: 富田純一(東洋大学)、糸久正人(法政大学)
    16:20~17:20
    梁 成杰(リョウ セイセツ)
    (早稲田大学大学院 社会科学研究科 博士後期課程)
    「多国籍企業の経営資源移転と地域市場における競争優位に関する考察」
    コメンテーター: 富田純一(東洋大学)、臼井哲也(日本大学)

    第85回 2016年4月16日(土) 14:00-17:20

    会 場 早稲田大学 早稲田キャンパス
    政治経済学部3号館 6階 601教室
     司会 新宅純二郎(東京大学)
    テーマ 「研究方法論的ワークショップ」
    ケース研究、パネルデータ分析、アンケート調査、定性分析等を各ご登壇者にお話しいただく予定です。
    ※登壇者・登壇の順番は、都合により変更される場合がございます
    第一報告 14:00-14:35
    安田直樹(立教大学)
    「国際ビジネス研究におけるパネルデータ分析」
    14:35-14:55  質疑応答
    第二報告 15:00-15:35
    馬場一(関西大学)
    「国境を越えて測定するための方法論」
    15:35-15:55  質疑応答
    第三報告 16:00-16:35
    金熙珍(東北大学)
    「科学的ケース・スタディの要件: IBトップ3ジャーナル掲載論文からの帰納的探究」
    16:35-16:55  質疑応答
    総 括 16:55-17:20
    新宅純二郎(東京大学)

    第84回 2016年2月6日(土) 14:00~17:30

    会場 東京大学 本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟
    小島ホール2F 小島コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    開会挨拶
    趣旨説明
    14:00-14:05
    新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 14:05-14:45
    河野英子(横浜国立大学)
    「『国際ビジネス研究』の編集状況について」
    14:45-15:00  質疑応答
    第二報告 15:00-15:40
    大木清弘(東京大学)
    「国内ジャーナルから海外ジャーナルへ:
     査読コメントから学んだもの」
    15:40-15:55  質疑応答
    休憩(調整時間) 15:55-16:10
    第三報告 16:10-16:50
    浅川和宏(慶應義塾大学)
    「私にとっての国際学会活動」
    16:50-17:05  質疑応答
    全体の質疑応答
    まとめ
    17:05-17:30
    新宅純二郎(東京大学)

    2015年度

    第83回 2015年9月19日(土) 14:00~17:00

     会 場 早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館 4階 第四会議室
     司 会 新宅純二郎(東京大学)
     テーマ 「 日本人研究者が国際化するには 」

     近年、日本の学会でも国際的な学会や雑誌で研究成果を発表することが強く求められるようになってきた。もちろん、国際経営の分野では、多くの日本人研究者が海外で活躍してきた。しかし、欧米の研究方法や評価の仕方など、日本の大学で教育を受けた若手研究者にとってはなじみの薄い事もあり、大いに戸惑うことも少なくない。そこで、国際的な研究の場で活躍する研究者をお呼びして、国際学会での発表、国際ジャーナルへの投稿、海外研究者との共同研究などについて、ご自身の経験をもとにしたご報告をいただく。その後のパネルディスカッションでは、参加者、とりわけ大学院生を含む、若手研究者と率直な意見交換をする場を持ちたい。

     登壇予定者 14:00-14:30 井口知栄(慶應義塾大学)
    「国外の国際ビジネス関連学会とジャーナルとの関わり方」
    14:30-15:00 臼井哲也(日本大学)
    「日本の若手研究者の国際化における諸課題: 私の試行錯誤」
    15:00-15:30 淺羽茂(早稲田大学)
    「国際学会を楽しむ」
    15:30-16:00 磯辺剛彦(慶應義塾大学)
    「シニアエディターからみた良い論文、悪い論文」
    16:00-16:10 休 憩
    16:10-17:00 パネルディスカッション&質疑応答

    第82回 2015年7月18日(土) 14:00~17:00

    会場 東京大学 本郷キャンパス 経済学研究科学術交流棟
    小島ホール2F 小島コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 14:00-14:50
    Eric ROMANN (Japan University of Economics)
    「Lobbying strategies of foreign firms in Japan」
    コメンテータ: 竹之内玲子(山梨大学)
    第二報告 15:00-15:50
    江崎康弘(埼玉大学大学院、日本電気株式会社)
    「社会インフラ事業のグローバル化に内在する課題とリスク認識」
    コメンテータ: 井川紀道(東洋学園大学)
    第三報告 16:00-16:50
    鈴木真也(文部科学省科学技術・学術政策研究所)
    「日本企業は海外大学との共同研究をどのように実施しているのか
     -国際産学共同研究アンケート調査-」
    コメンテータ: 大木清弘(東京大学)

    第81回 2015年4月25日(土) 15:00~16:50

    日 時 2015年4月25日(土) 15:00 - 16:50
    会 場 早稲田大学 早稲田キャンパス18号館 国際会議場3階 第3会議室
    東京都新宿区西早稲田1-20-14
    司 会 太田 正孝 (早稲田大学商学学術院 教授)
    第一報告 15:00-15:50
    佐藤 敦子 (明海大学)
    「文化と時代を超える歌劇場ビジネスのパラダイム・シフト」
    コメンテータ: 山本 崇雄 (神奈川大学)
    第二報告 16:00-16:50
    髙井 透 (日本大学)
    神田 良 (明治学院大学)
    「グローバルSMEs (Small and Medium-Sized Enterprise) の戦略行動特性に関する比較研究」
    コメンテータ:松﨑 和久 (高千穂大学)

    第80回 2015年1月31日(土) 15:00~16:50

    会場 東京大学 本郷キャンパス
    経済学研究科学術交流棟 小島ホール2F 小島コンファレンスルーム
    司会 朴 英元 (東京大学ものづくり経営研究センター)
    第一報告 15:00-15:50
    孫 豊葉 (早稲田大学大学院)
    「中国の日系企業における現地人従業員の定着
     -小売企業A社のケース」
    コメンテータ: 板垣 博 (武蔵大学)
    第二報告 16:00-16:50
    石黒 久仁子(文京学院大学)
    池田 芳彦(文京学院大学)
    「海外進出日本企業の人材マネジメント」
    コメンテータ: 周佐 喜和(横浜国立大学)

    2014年度

    第79回 2014年9月27日(土) 14:30~17:10

    会場 早稲田大学 早稲田キャンパス18号館 総合学術情報センター
    国際会議場 3階 第1会議室
    司会 富田純一(東洋大学)
    第一報告 14:30-15:20
    宋 元旭(東京大学大学院)
    「変化が速い産業におけるパートナーシップ型サプライヤーシステム」
    コメンテータ: 河野英子(横浜国立大学)
    第二報告 15:25-16:15
    浜松翔平(東京大学ものづくり経営研究センター)
    「製造業中小企業の海外生産展開が企業成長に与える影響」
    コメンテータ: 岸保行(新潟大学)
    第三報告 16:20-17:10
    榎本俊一(経済産業省)
    「総合商社は多国籍企業か?
     三菱商事金属部門の本社機能の海外移転の含意」
    コメンテータ: 長谷川信次(早稲田大学)

    第78回 2014年7月19日(土) 15:00~17:00

    会場 東京大学 本郷キャンパス
    経済学研究科学術交流棟 小島ホール2F 小島コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    法木秀雄(早稲田大学)
    「為替レートの主要自動車生産国と企業に与えるインパクト」
    コメンテータ: 新宅純二郎(東京大学)
    第二報告 16:00-16:50
    高 瑞紅(和歌山大学)
    「中国における多国籍企業のグローバル調達
     -米系エンジンメーカーの事例 を中心に-」
    コメンテータ: 金熙珍(東北大学)

    第77回 2014年4月26日(土) 15:00~17:00

    会場 早稲田大学 早稲田キャンパス18号館 総合学術情報センター
    国際会議場 3階 第3会議室
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    梅根 嗣之(中京大学大学院)
    「日本企業のグローバル展開と財務活動」
    コメンテータ: 栗原 宏(ソニー株式会社 財務担当VP)
    第二報告 16:00-16:50
    琴坂 将広(立命館大学)
    「The determinants of early stage internationalisation behaviours:
     a qualitative case-control study of Born Global, Born-again Global,
     International SMEs, and Traditional SMEs」
    コメンテータ: 臼井 哲也(日本大学)

    第76回 2014年2月1日(土) 14:15~17:20

    会場 東京大学 経済学研究科学術交流棟 小島ホール2階
    コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    韓国国際ビジネス学会への派遣報告 14:15-14:30
    中川有紀子(慶應義塾大学 産業研究所)
    第一報告 14:30-15:20
    江崎康弘(埼玉大学大学院)
    「 日本企業はグローバル社会インフラ市場に活路を見出せるか 」
    コメンテータ: 工藤悟志(嘉悦大学)
    第二報告 15:30-16:20
    寺﨑新一郎(早稲田大学大学院)
    長沢伸也(早稲田大学)
    「 ラグジュアリー・ブランドの知覚価値とマーケティング戦略 」
    コメンテータ: 桑島由芙(グローバルリサーチセンター研究員)
    第三報告 16:30-17:20
    高橋信弘(大阪市立大学)
    「中国ソフトウェア企業の技術力向上とオフショア開発の変化」
    コメンテータ: 伊藤 征一(元 星城大学)

    2013年度

    第75回 2013年9月7日(土) 15:00~17:00

    会 場 早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館4階大会議室
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    内藤陽子(東海大学)
    「 海外派遣帰任者の知識移転意欲に関する探索的な分析 」
    コメンテータ:桑名義晴(桜美林大学)
    招待報告 16:00-16:50
    丸川知雄(東京大学)
    「 中国の太陽光発電産業の急成長と危機および将来 」
    コメンテータ:富田純一(東洋大学)

    第74回 2013年7月27日(土) 15:00~16:50

    会場 東京大学経済学研究科 学術交流棟 小島ホール2階
    コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    安保哲夫(東京大学名誉教授)
    「 アフリカにおける日系製造企業の現地生産の可能性 」
    -他の新興地域の日系企業/在アフリカ外資企業との比較-
    第二報告 16:00-16:50
    中村久人(東洋大学)
    「 ベンチャー・中小企業の国際化 -日本のボーングローバル企業とボーン・アゲイン・グローバル企業のケースを中心に- 」
    コメンテータ:髙井 透(日本大学)

    第73回 2013年4月27日(土) 15:00~16:50

    会 場 早稲田大学 総合学術情報センター
    国際会議場3階 第3会議室
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    金熙珍(広島大学)
    「 新興国向け製品開発:デンソーにおける本社組織の対応 」
    コメンテータ:周佐喜和(横浜国立大学)
    第二報告 16:00-16:50
    飯田健雄(多摩大学)
    「 民営型インフラ輸出の時代 」
    コメンテータ:手島茂樹(二松学舎大学)

    第72回 2013年2月9日(土)15:00-16:50

    会 場 東京大学経済学研究科 学術交流棟 小島ホール2階
    コンファレンスルーム
    司会 新宅純二郎(東京大学)
    第一報告 15:00-15:50
    佐藤 百合(アジア経済研究所)
    「インドネシア企業グループの存在理由:歴史的および理論的な考察」
    コメンテータ:岸 保行(新潟大学)
    第二報告 16:00-16:50
    中川 有紀子(慶應義塾大学産業研究所)
    「女性管理職・役員登用戦略とコーポレート・ガバナンスの関係性- 日系・米系・韓国系 知識創造企業4社における国際比較 -」
    コメンテータ:白木 三秀(早稲田大学)

    2012年度

    第71回 2012年9月21日(金)18:00-19:50

    会 場 早稲田大学 国際会議場3階第3会議室(総合学術情報センター内)
    司会:高井 透(日本大学)
    経営史特集
    講演
    18:00-18:50
    大東 英祐(埼玉学園大学)
    「研究回顧 -香港の紡績企業のことなど- 」
    報告 19:00-19:50
    宇田 理(日本大学)
    「データ通信事業発展の日本的特質- 1980年代の回線開放と電電公社民営化を巡って- 」
    コメンテータ:竹之内 秀行(上智大学)

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